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東京為替見通し=ドル円、FOMCでのハト派的利上げ警戒で上値が重い展開か
17/12/2018 11:00pm
DZHフィナンシャルリサーチ
17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(10.9)や12月米NAHB住宅市場指数(56)が予想を下回ったことで112.68円まで下落した。ダウ平均が一時640ドル超下落し、ナイト・セッションの日経平均先物が450円下げたことも相場の重しとなった。ユーロドルはEUとスイスの関係巡る懸念が後退したことで1.1358ドルまで上昇した。
本日の東京市場のドル円は、本日から明日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)でのハト派的利上げへの警戒感、ダウ平均の続落を受けた日経平均株価の下落の可能性から上値が重い展開が予想される。
ドル円の上値抵抗線は、114.55円(10/4高値)、114.21円(11/12高値)、114.04円(11/28高値)を結んだ113.88円、下値支持線は、一目均衡表・雲の下限の112.47円、12月6日と10日の安値112.24円となっている。
ドル売りオーダーは、113.50円、113.70-80円(超えるとストップロス買い)、113.90円、114.00円に控えている。ドル買いオーダーは、112.50-60円、112.20-30円、112.10円、112.00円に控えている。
18-19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、ハト派的な利上げ、すなわち、第9次利上げ(FF金利:2.25-2.50%)は実施されるものの、パウエルFRB議長が示唆した中立金利水準(2.50-3.50%)のレンジ下限2.50%に接近することで、来年の利上げ見通しが従来の3回から1-2回となる可能性に要警戒となる。タカ派的な利上げは、第9次利上げを実施し、2019年の利上げ見通しが従来通り3回程度の場合となる。
ホワイトハウスからは、トランプ米大統領に加えてナバロ米国家通商会議(NTC)委員長も、インフレ率の鈍化を理由に利上げの必要はない、とのけん制発言が聞かれた。新債券王の米ダブルライン・キャピタルのガンドラック最高投資責任者(CIO)も、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを見送るべき、だと警告している。ハト派的な「ブラード・ルール」を提唱している2019年FOMCの投票メンバーであるブラード米セントルイス連銀総裁も、インフレ動向や経済状況、米国債利回りのフラット化などを理由に、これまでの8回の利上げの効果を見極めるために利上げを休止すべき、だと主張している。
ドル円の買い材料は、米中貿易協議が進展するとの期待感、本邦企業による海外企業の買収に伴う円売り、第4四半期末に向けた米グローバル企業のリパトリエーション(資金の米国送金)や年末・年始のドルファンディング需要などが挙げられる。
1 Year US Dollar vs Yen Chart
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1 Month US Dollar vs Yen Chart
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